塗装予備知識
外壁や屋根の塗装ってどう進む?工事の流れをご紹介
外壁や屋根の塗装工事について、どのように進むのか分からず、不安を感じている方は少なくありません。特に初めての場合は、どこから始まり、どんな作業が行われるのかイメージしにくいこともあります。
塗装と聞くと、色を塗る作業だけを思い浮かべるかもしれませんが、実際にはその前段階の準備や下地処理がとても重要です。工程を丁寧に進めることで、見た目だけでなく、塗膜の耐久性や建物全体の保護性能にも関わってきます。
この記事では、塗装工事の流れについて一つひとつの工程をわかりやすく紹介しながら、工事に対する不安を少しでも和らげられるようにお伝えしていきます。外壁や屋根の塗り替えを考え始めた方にとって、参考になる内容になれば幸いです。
塗装工事の基本的な流れとは
外壁や屋根の塗装は、見た目をきれいにするだけでなく、雨風や紫外線から建物を守るためにも欠かせない工事です。長く住まいを維持するためには、適切なタイミングでの塗り替えと、しっかりとした施工が必要になります。
外壁・屋根塗装はどんなときに必要か
年数が経つと、塗膜が少しずつ劣化してきます。ひび割れや色あせ、コケ・汚れの付着などが見られる場合は、塗り替えの目安となることが多いです。また、表面の防水性能が落ちることで、雨水が内部に入りやすくなり、建物そのものの傷みにつながることもあります。
工事全体のスケジュール感を把握する
塗装工事は、天候や建物の規模にもよりますが、おおよそ10日前後で完了することが一般的です。最初に現地調査を行い、見積もりと工事内容の確認を経て、足場の設置から作業がスタートします。下地の洗浄や補修、3回に分けた塗装、そして最終チェックという流れで進んでいきます。
専門業者に依頼するメリット
知識と経験を持った専門業者に任せることで、建物の状態に合った塗料や工法を提案してもらえます。また、工事中の報告や仕上がり後の確認なども丁寧に行われるため、安心感につながります。必要な工程を省かず、丁寧に仕上げてくれるかどうかが、業者選びの大切なポイントです。
ご相談・現地調査から始まる初期対応
塗装工事は、いきなり工事が始まるわけではありません。建物の状態やお客様のご希望をしっかりと把握したうえで、適切な内容をご提案することが大切です。そのためには、事前の確認や準備が欠かせません。
まずは現地をしっかり確認
ご依頼をいただいた後は、実際に建物を訪問し、劣化の状況や周辺環境を確認します。屋根や外壁の傷み具合だけでなく、日当たりや風通しなど、塗装の持ちに関わる条件もしっかりと見ていきます。状態を正しく把握することで、過不足のないご提案が可能になります。
劣化状況に応じた工法や塗料のご提案
建物ごとに傷み方は異なりますので、一律の提案ではなく、その状態に合わせて工法や塗料を考えていきます。たとえば、下地が弱っている場合には補修を優先したほうがよいですし、日差しの強い面には耐候性の高い塗料をおすすめすることもあります。表面的なことだけでなく、長く保てる塗装を意識しています。
予算に応じたご相談とお見積もり
使用する塗料の種類や工事の内容によって、費用には差が出ます。そのため、必要な工事とそうでない部分を見極めたうえで、無理のない範囲でご提案いたします。大切なのは、内容をきちんと説明し、納得いただいてから進めること。不安な点があれば、何でもご相談ください。
足場の設置と塗装前の下地処理
塗装工事を丁寧に進めるためには、塗る作業に入る前の準備がとても大切です。特に足場の設置と下地処理は、仕上がりの質や塗装の持ちに影響を与える重要な工程です。
安全確保と作業効率を考えた足場の設置
最初に行うのが足場の組み立てです。高所での作業が中心になるため、安定した足場を設けることで職人の安全を守ると同時に、丁寧な作業を支えます。また、塗料の飛散を防ぐために養生シートを張り、周囲への影響にも配慮します。
高圧洗浄で汚れや古い塗膜を除去
続いて、高圧洗浄によって外壁や屋根の表面に付着した汚れ、カビ、古い塗料などを丁寧に取り除きます。この工程をしっかり行うことで、塗料がきれいに密着しやすくなり、仕上がりの美しさや耐久性にもつながります。
ヒビや劣化箇所の補修・下地調整
洗浄後は、細かなひび割れや劣化が見られる部分を修復していきます。シーリングの打ち替えや表面の調整など、塗装前の準備として必要な補修を行うことで、塗料の効果をしっかり発揮させる状態をつくります。こうした下地処理の丁寧さが、見えない部分で仕上がりを支えています。
塗装工事の3工程(下塗り・中塗り・上塗り)
塗装工事は、ただ色を塗るだけではありません。仕上がりの美しさと塗膜の耐久性を確保するために、基本となる3つの工程を順を追って進めていきます。それぞれの段階に役割があり、どれも省くことなく丁寧に行うことが大切です。
長持ちする塗装に欠かせない下塗り
下塗りは、塗装の土台づくりとなる大切な工程です。素地と塗料をしっかり密着させるための役割があり、ここが不十分だと上塗りの効果も発揮されにくくなります。使用する塗料の種類や素材に応じて、適した下塗り材を選ぶことで、仕上がりと耐久性の安定につながります。
中塗りで色や厚みを整える
次に行う中塗りでは、塗膜に厚みを持たせつつ、仕上がりの色を整えていきます。この段階で塗りムラを防ぎ、全体の見た目を整えるため、丁寧な作業が求められます。塗料の機能を安定させるためにも、適切な塗布量を守って進めていきます。
上塗りで見た目と耐久性を仕上げる
仕上げとなる上塗りでは、色の深みや艶感が出て、美観が整います。同時に、紫外線や雨風から建物を守る保護機能も発揮されるため、最後まで丁寧な作業が欠かせません。表面が美しく仕上がることで、全体の印象もぐっと良くなります。
仕上がりチェックとお引き渡し
塗装作業がすべて完了したあとも、すぐに引き渡しとはなりません。最後にしっかりと確認を行うことで、細かな仕上がりや施工ミスを防ぎ、安心してお住まいいただける状態へと整えます。
細かな部分まで丁寧に最終確認
工事終了後には、塗り残しやムラ、塗料の飛び散りがないかなど、全体を細かく確認していきます。特に目立ちやすい場所や、見落としがちな部分も含めて、丁寧に点検を進めることで、仕上がりに差が出ます。屋根など見えにくい部分については、写真などを使ってご説明することもあります。
必要に応じた補修や手直しも実施
万が一、塗りムラや不具合が見つかった場合には、その場で補修や手直しを行います。お客様にもご確認いただきながら、気になる箇所があれば遠慮なくお申しつけいただけるようにしています。細部まで納得いただける状態に仕上げることを心がけています。
完了後のアフターフォローについて
引き渡し後も、万全の状態でお住まいいただくために、アフターフォローをご用意しています。塗装後の不安やお困りごとにも対応できるようにしており、何かあればすぐにご相談いただける体制です。工事が終わってからも、長く安心してお付き合いいただける関係を大切にしています。
ペイントショップ栄和のこだわり
塗装は見た目をきれいにするだけでなく、建物を長く守っていくための大切な工事です。だからこそ、ひとつひとつの工程を丁寧に行い、必要な準備をしっかり整えることを大切にしています。ご依頼いただくお客様にとって、安心して任せられる存在でありたいと考えています。
下地づくりに手を抜かない施工
仕上がった直後の見た目だけを重視するのではなく、下地処理からしっかり手をかけることを基本としています。ひび割れや浮き、劣化部分の補修を入念に行うことで、塗料の密着性が高まり、長く効果を保ちやすくなります。時間や手間を惜しまず、見えない部分ほど丁寧に対応しています。
下請けを挟まないから要望が伝わりやすい
工事はすべて自社で直接請け負っており、下請け業者を挟まずに進めています。そのため、お客様のご希望や不安な点が現場に正確に伝わり、対応もスムーズです。工事中に変更や相談があっても、現場の状況を踏まえながら臨機応変に対応することができます。
押し売りをせず納得してからの工事
必要な工事とそうでない工事をしっかり見極めたうえで、丁寧にご説明いたします。不安をあおるような営業や、無理に契約を迫ることは一切行っておりません。ご提案に納得いただいたうえで、安心して工事を任せていただけるよう努めています。
まとめ
外壁や屋根の塗装は、見た目をきれいに保つだけでなく、建物を守るうえでも大切な工事です。塗り替えには、足場の設置から下地処理、三度塗り、仕上がり確認まで、いくつもの工程があり、それぞれが丁寧に進められることで長持ちする塗装につながります。
ペイントショップ栄和では、こうした一連の流れをわかりやすくご説明したうえで、建物の状態に合わせた適切な工事をご提案しています。すべての工程を自社で対応しており、下請けを挟まないことでご要望が現場にしっかりと伝わり、細かな調整にも柔軟に対応しています。
初めての塗装工事でも安心して任せていただけるよう、必要な作業を見極めたうえで、納得いただいてから進めることを大切にしています。まずはお気軽にご相談ください。




