失敗したくないあなたに…
外壁リフォームの種類について
■私の家は塗装がいいの? サイディングがいいの?どっち?
私がよく聞かれる質問に、「私の家は塗装がいいのですか?それとも金属サイディングを貼らないと駄目なのですか?」というものがあります。 これは、相談を受ける業者によって見解が違うのが問題になります。
塗装を中心に商売をしている業者に外壁を診断してもらうと、「まだ塗装で十分大丈夫 ですよ!」と答えるでしょうし、
金属サイディングを専門に商売をしている業者に相談すると「ペンキなんて塗ってもすぐに駄目になります。おたくは金属サイディングを貼らないと!」と答えます。
建築の素人の施主側にしてみれば深刻な問題ですよね。自分の家にとってホントにメリッ トのあるやり方はどっちなんだ。安いからといって塗装をしてすぐダメになるような失敗はしたくはない。
かといって、必要がないのに高額な金属サイディングなど貼りたくはな い。この不景気な時代に 1 円も無駄なお金を使いたくないのは私も同じです。しかし、残念 なことに、基礎知識が無いため言われるがままに勧められた施工方法で契約してしまう方が多いのが現実です。
もちろん工事提案を行う業者も、自分の得意分野で最良と思われる提案をしているのでしょうが、もし仮に「こっちを勧めた方が儲かるから」とか「こっちで工事した方が 簡単だしクレームが少ないから」など業者の自己中心的な発想による提案だったらどうでしょう。
私はそんな業者を最も許せません。
業者があるべき正しい姿は、その家の傷みや種類に応じてプロとして最良の提案をすること。仮にお客様から「塗装をしたい」という要望があったとしても、傷みが進行していて塗装してもあまり長持ちしない状況であれば、例え契約に結びつかなくても、キッパリと「塗装ではもう持ちません」と伝えるべきです。
「金属サイディングを検討しているのですが…」という要望があったとしても、「まだ、塗装でも十分長持ちする状況ですので高額な工事をしなくても大丈夫ですよ!」と正しい情報を提供する義務があるの です。
業者はお客様利益を最優先して、「損得」ではなく「善悪」で判断できる本当のプロであってほしいものです。また、施主となるあなたは、傷みの状況を理解し、何社かの見解を聞き、その上で納得できる決断をしなければいけません。
もちろん予算にもよるでしょうし、好みもあるでしょうが、結局最後はあなたが誰を信用するかという自己責任であることをどうか心に留めておいて下さい。
■外壁リフォームの付加機能について
上記では塗装にするか?サイディングにするか?という大きな方向性の話をしましたが、 ここでは最近の外壁塗装においての付加機能についてのご説明をいたします。
外壁塗装とは従来は次の2点の必要性がありました。
1. 素材保護(防水の耐久性など)
2. 美観(見た目など)
これに加え、最近では時代のニーズを受け上記 2 点以外にも塗装をする上での判断材料 が増えてきています。
例えば・・
1.断熱性などのエコロジーな付加機能
2.耐震性などの地震対策としての補強の機能
3.光触媒などで壁の汚れや空気を浄化する環境対策機能 などが挙げられます。
せっかく足場を組んで行う工事ですから、ただ綺麗にするだけではなく工事に付加価値 をつけることも考えてみましょう。 トヨタのプリウスを代表したハイブリットカーなどのように、付随する付加価値に重きを 置いて通常より高い車を購入する消費者が増えてきています。
外壁リフォームにおいても 最新の付加機能について検討されることをお勧めします。 工事が終わってから「そんなやり方があったのか?」と知って後悔することのないように気をつけましょう。
ちなみに私は塗装の場合少し予算は高くなりますが時代にマッチした断熱塗料や超長持ち(超寿命)塗料の無機質塗料をお勧めしています。商品については本レポートでは割愛いたしますので別の資料などで情報収 集をなさってみてください。
(本ホームページの、塗料の事を知りたい方はこちらと言うバーナーをクリックして頂ければ、塗料の詳しい情報が解ります)
外壁材や塗料にも付加価値のある商品があります。調べてみましょう。